GO EAST
(Aug.2003)


SETO'S REPORT

東京遠征 2003 8月-02

「お笑い男の星座祭り −お昼の部 ジモン編−」

8/22

既に、朝日は昇り今日は「お笑い男の星座祭り」の当日である。

とんでもなく楽しみ。

一応この時点では、一般客を決め込んでいたので既に笑う準備は万全なのだ。

腹筋もアゴの筋肉も今日は覚悟をしたほうがよい。

軽い筋力トレーニングになるであろう。

博士も既に当然の如く起床済み。

風邪も悪化はしていない様子で、一安心。

スズキさん、柳田さん、Kさんは、既に会場に向かった様子。

11:00

玉さんが、博士邸の近所に車でお出迎え、

博士と一緒に同乗させて頂き、さあいざ出陣。

車中に、玉さんの趣味なのかド演歌が鳴り響く。

鼻歌交じりで運転の玉さん。

「情熱大陸」なら車中でのインタビューは常套手段

「リラックス方法ですか?」

と画面に字幕が出る。

「そうだねえ、いつも会場入りは演歌だね。」

何気ない返答。芸能人の普段の振る舞いに

「ふーん」と視聴者もなるのであろうが、

当然カメラは回っていない。

「脳内情熱大陸」が頭の中で勝手にOAされていた。

そんなドキュメント映像を終始、納めめれば激オモロなのだけどなあ。



「博士太郎」ではない。


会場の駐車場に到着。

いよいよその現場、いや戦場に足を踏み入れる。

既に、楽屋周りでは忙しくスタッフが動き回る。

もちろんこの様な環境を目の当たりにするのは初めて、

居場所がないというか、何をするのだ?

誰が誰だかわからないが、そこにいる人間は

全て今日のイベント成功に向けて着々と動き回る。

東京ダイナマイトさんを発見。ようやくちょっと知っている人に出くわした。

と思っていたら、北京ゲンジさんもいた。わー芸能人だよ。

冨永マネも朝っぱらからエンジンぶるぶる絶好調で声を張り上げている。

指揮者っぷりがカラヤン級。



パーやん(パーマン)、なかやん(友人)と並び称される。
世界三大ヤンの一人であるカラヤン。



楽屋の出入り口には昨日作った名札(?)が付けられている。

テンションあがる。

今回私も何か役立ちたかったので、

イベント告知ポストカード用に作ったモノを

携帯電話に貼るのに最適なサイズのシールにして持ってきた。

ホントは、お客さん全員に1枚ずつ配りたかったのだが、

約1100枚ほど作らないといけないので断念。

それでも、500枚ほど作って持参してきた。

物販もあるのでそこで購入した方にあげることにした。

封筒に入れて持ってきたので、何かに入れて渡さないといけない。

どうしようかなあ?と考えた挙げ句。

いつものやり方が一番良いと判断。

空ガチャポン(昔はガチャガチャって言っていたんだけど私だけだろうか?)

に入れて渡すと、貰った人は意外と喜ぶんだよねえ。

しかも、貰った人が必ずやることがある。

そのガチャポンを振るんだよ。これはもう百発百中で振る。

フルで振る。古田古。



新野新先生(作家)。


しかし、東京に出てくるのにそんなゴミ紛いの

がさばるものをわざわざ京都から持ってくるはずも無く。

どうしようかと、一つしかない頭をひねる。

ここは、中野だ!「そうだ中野ブロードウェイに行こう!」

と、京都在住の私は一度も見たことのない

JR東海のCMパロディーのようにひらめく。



年中、修学旅行生がいて混むから来ないでね。


ブロードウェイならガチャポンはいっぱい売っている。

ということは、その入れ物は赤潮級の大量発生。

売ってはいないだろうが、売るほどあるはず。

リサイクル精神炸裂だ。



なんだよ、やってるっつーの。


さらに百円ショップでピルケース

(曜日別、時間別に区切られたプラスチックのケース)

も買おうとひらめく。

それにシールを入れれば、物販の場所に置きやすいだろう。

スズキさんに中野駅の方角を大体教えて頂き、徒歩で直行。

到着したはいいがまだ午前中なので店が結構開いていない。

狙っていたお店も案の定開店前だ。

昨日から、この場所と私の都合が絶妙に合わない。

仕方なく他の店を探す。

通りがかりのガチャポンにゴミ袋に入った空ガチャポンを発見。

すかさずお店の人に「これ良かったら下さい。」

と言うと怪訝な顔をされるが、ゴミと化しているので問題無くゲット。

次に行ったお店はガチャポンマシーンしかおいていないお店。

店員さんの姿も見えない。




※イメージ画像


マシーン越しに「スミマセーン」というとおっちゃんが出てきた。

「空ガチャポン有りますか?良かったら譲って頂きたいのですが?」

というと

「昨日のが有るよ〜。」と返事。

しかし、そこは飲み物の自販機も置いているお店。

この場合は実は要注意なのだ。

つまりゴミ袋には空き缶も捨ててある可能性がある。

そうなると厄介、袋の中がジュースやコーヒーのしずくが

飛び交っている状況になる。

おっちゃんが手にして持ってきた袋は二つでかなりでかかったが、

一つは予想通り空き缶も入っている。

わざわざ出して貰って「それはいらないです。」とも言えず、一応貰う。

他のお店が意外と開いていないのと、

まだ開店直後なのであまり数が無い。

背に腹は変えられないのだ。

数は足りていないが、手に持つ量は限界。

百円ショップに向かい考えていたピルケースを購入。

「さあ、盛り上がって参りました。」

そのゴミらしきモノが入っているゴミ袋を二袋、

手に持っているのでなかなか恥ずかしい。

私にはとても必要なモノなのだが、一般的には完全にゴミである。

早くそのゴミをリサイクルしてあげて、

もらう人の笑顔とそれを持って振っている姿を見たくなる。

エコ魂炸裂。

世間の厳しい視線を有り難く頂戴しながら

ようやく会場に戻る。

ここからは楽屋前で内職作業開始。

6種類のシールをまずピルケースに分けて並べて、

1枚ずつとって6種類を1セットとして空ガチャポンに入れていく。

そして、空ガチャポンは合わさっているものは良いのだが、

二つに分かれているものを合わせる作業がある。

実は、これが結構形の違うものが出てきたりするので合わせるのが大変。

挙げ句、数が合わなかったりするので、一番時間が掛かる。

捨てるときに片方をどうしているのだろうか?

ジュースで汚れたものも出してティッシュでかなり入念に綺麗にする。

作業をしていたら、東京ダイナマイトさんが

「手伝いますよ。」と、ガチャポン入れに参加してくれる。

オタスケマン登場だ。



このシリーズは、とにかく見てた。


というか自分もそうだが、

この作業をやっていなければ凄く手持ち無沙汰な環境なのだ。

かといって、ボーっとしている環境でも無い。

地味ーにひたすらシールを入れていく3人。

すると、玉さんが楽屋から出てきて

「なにやってんの?ほおほお、へえ〜、俺にもやらせてよ。」

と、オタスケマン三号の登場。

しかし、一つを入れ終わると、

「ダメだ俺にはむかねえ。」とトイレに行く三号。

まさに三号っぽい活躍だった。

一方博士は、その作業を見て、ひとニヤリ。

ようやく地味なシール入れも終わる。

すると冨永マネに「これってどうするんですか?」と聞かれる。

「いや、何か購入されたお客さんにあげようかと思いまして…。」

「えー、勿体ない、打ち上げで配りましょうよ。」

とアドバイスというか希望というか、あんた欲しいだけじゃん。

うーん、なんかわからないけど、じゃあそうするかあ。

と、物販で配るのは、6枚セットではなく、1枚だけにして貰った。

一体打ち上げは何人来るのだろうか?

そうこうしていると、本日の昼の部のゲスト、江頭さんが到着。

日常でもあのテンションを保っていると思われがちな方だが、

そんなことはあり得ない。そんなの不可能。そんなの人間国宝級。

でも、本人はおそらく

「普段は普通ですね。」って言われるのが一番嫌だろう。

「嵐の前の静けさ」と表現をしておく。

なんとも雰囲気がある楽屋入りだった。

続けて寺門ジモンさんも楽屋入り。今日も体は無駄にパンプしている。

今回のこの「お笑い男の星座2」の中では

ブッチ切りのMVP(most violent person)。

つまり、「超危険人物!」会社の信用度でいうならば「AAA」だ。



アメリカの野球では、
メジャー手前のランクのことを指す。



いや、遅ればせながらの新人発掘。ディスカバリー・オブ・ザ・イヤー。

今日の出来如何で、そのイカレっぷりがリアルかフェイクかがわかる。

頼む、ぶっ壊れていてくれ。

お弁当をラッキーにもいただき、外に出てピクニック気分で食す。




学校の自販機には必ずあった飲み物。
それが森永乳業「ピクニック」。



「うん、お天気も良くこれは、男の星座日和だ。」

と思いながらもお弁当を凝視。

そうかあ、これがタレントさんの主食なのだな、

勝手な解釈と咀嚼(そしゃく)でお弁当をやっつける。

トテモトテモおいしい。



西川のりお氏のギャグの中でも
「トテモトテモ」は一番のお気に入り。
普段から愛用している。
映画ギャグは第2位。


キッドさん達はどうやら打ち合わせの模様。

本番に向けての最終的な詰め作業。

出演者陣と柳田監督だけの超極秘会談だ。

なんだかキタキタキタ。

すると冨永マネから「メカって得意ですか?」と聞かれる。

「メカ」って、良いねえ。この響きは完全に昭和だ。

「今週のビックリドッキリメカ」を思い出す。



せやからあ、かなり見てたんやって。

「得意って事は無いですけど…。」と返答する。

「じゃあ、ビデオ撮影をお願いしたいんですけど。」

これかあ、前日にスズキさんから

「なにか頼まれると思うんですけどやらなくて良いですよ。」

という忠告は。

でも、なんか大役である感じがなんか良い気分なので、

「うーん、良いですよ。」と乗り気じゃないのに快諾。

電源の入れ方などを聞き不安ながらも楽しみ。

ピルケースに入れたシールを正面入り口の物販コーナーに持っていき、

いのうえさんに「何か購入された方にあげて下さい。」と託す。

勝手に良いことした気分。

さあ、そろそろ直前だ。

楽屋から浅草キッドさんご両人が

フルコスチュームで颯爽と出てこられる。

ガウンを羽織っているのだが、それはバスローブ。

すると博士に「猪木の入場の時どうやってガウンを脱ぐんだったっけ?」

と質問される。

「たしか…、こうやってこうやって、あれえ?」

後ろ向きの状態で、ガウンの腰ひもを解き、両手にその端を持ち

コールと共に、その両手を高々と挙げる。

ハズだったのだが、そのガウンを着せて貰って実演すると全然出来ない。

「???」となる。

たまらず博士が二郎さんを呼び、同じ質問を繰り返す。

しかし二郎さんも「???」となる。

「まあいいや。」とその案は撤廃の模様。

今思い返すと、そのバスローブのひもが短かったので

手が挙がらなかったのだ。

その場では猪木信者失格の烙印を押された感じでとても悔しかった。

帰ってからDVD見て復讐だ、いや復習。



これは優れもの!
猪木氏のガウン特集もある。

完全ハズレ無しの大当たりDVD!
でも、試合の完全版BOXらしき物を出しても
私を満足させるものには至らない。



時間も迫り各々が各持ち場に散っていく。

いざ会場の一番上の入り口から入り見渡す。

音楽は梶原一騎原作のアニメの主題歌が颯爽と流れている。

♪か〜ら〜て〜いちだ〜い〜

とカラテバカ一代のテーマ曲も流れている。

お客さんは完全に男の星座にどっぷりはまれる雰囲気作り。

ホント手が込んでいる。



梶原作品の主題歌の歌詞は
梶原一騎が書かないと意味がないのだ!



そんな中自分の撮影ポジションを確認する。

会場の席の一番後から撮影するものだと思ったら

既に固定カメラは三脚でスタンバイ中。

撮影する方も、あとでその役職を知ることとなるのだが

オフィス北野の?2こと伊従(いより)さん

(ビートたけしさんのチーフマネージャー。だったはず)が準備万端だ。

「おやあ?どこから撮るのだ、俺は?」となり

たまらず冨永マネに電話。

「舞台の下から撮って貰えれば良いですよ。

一応保険みたいなものなので気楽に撮って下さい。」

なのだそうだ。

早く言ってよ、そういうことは。

急いで、舞台と客席の間の袖に陣取り、本番を迎える。

お客さんもビッシリ入って浅草キッドここにアリを感じる。

照明も暗くなり、一気に高揚してくる。

すると、いきなりの大音量で舞台のスクリーンに

オープニングムービーが流れる。

急いでビデオの電源を入れようとするが、

暗闇と焦りで一瞬入れ方が分からなくなる。

一瞬であったはずなのだが、小一時間に感じた。

その焦りは、またもや一瞬にして電源が入ったことで解消されるのだが

「冷や」っとするとはこの事をいうのだろう。

しかし、そのオープニングムービーがまた格好いいこと。

そうかこれを映像技術のKさんが寝る間も惜しんで作っていたのか、

良い仕事してます。

オープニングが終わると同時に

♪キッド、ボンバイエ!キッドボンバイエ!

と会場を一気にキッド色に染めるミュージック。




このジャケットの猪木バージョンを
作ろうと今思いたった。



二人が若手芸人&レスラー一人を引き連れて会場の上の方の扉から

ここぞとばかりに飛び出してきた。

直ぐさまお客さんを猪木様直伝の「闘魂ビンタ」でキッド魂を注入。

続々と我も我もとお客さんがそのビンタを喰らいに行くのだ。

儀式も終わり舞台に立つ「勇者浅草キッド」。

ガウンを普通に脱ぎ捨て、ご挨拶。

こういうシーンを見るのはホントに楽しい。

「浅草キッドだあ、面白いんだよなあ、この二人は。」

と完全にお客さんの目線でお二人を見る。

するとスクリーンにはチラシ用に作った

マトリックス浅草キッドのネオノとスジニティー

映写されているではないか!

「えー、聞いてないよ〜。」

とは、その内容を聞かされているときに使うものなのだが、

このときばかりはホントに聞かされていなかったので

自然とつぶやいていた。

心拍数がガンガン上がっていくのが確実に分かる。



心電図を付けて検査するとき、
それを付けたからよりドキドキするんだよ。

おそらくその数値は2割り増し。



そんなこんなで、本日一発目の爆弾が投下される。

ダチョウ倶楽部の寺門ジモンさんだ。

またもやスクリーンにはジモーフィアスが映写される。

「こりゃあ、良い記念になるねえ。」

とそのビデオカメラは既に自分用の記念撮影と化していた。

ヒクソンのテーマ曲で入場するジモン氏。

先ほど同様、上の扉から入ってきたのだが、

若手芸人とグレイシートレインならぬクレイジートレインで入場だ。

パンパンの体とテンパっている目で舞台にじっくりと間をとって駆け上がり。



グレイシー一家にとって
セコンドの数の制限なんてもはや関係ない。



いつもの「ヤー!」をするのだが、

それは既にいつもとは違う雰囲気を醸していた。

一体何が披露されることやら。

つづく










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